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ジャズマンス・イン・旭川について

 

 旭川に北海道初の音楽専用ホールの建設を願う、市民による「ぬくもりホールの会」
の6年にもおよぶ運動が結実し、旭川市開基百年記念事業の一環として
大雪クリスタルホール」が1993年にオープンしました。
 
 翌1994年には、ジャズピアノ界の巨星チック・コリアと世界的ビヴラフォン奏者
ゲイリー・バートンによる、不滅の名盤「クリスタルサイレンス」の再演となるデュオ
コンサートが全国でただ1か所、同ホール音楽堂で行われました。
 
 チック・コリアはジャパンツアー中でしたが、驚くべきことにゲイリー・バートンは、
その1回きりのコンサートのためだけにボストンから来旭してくれたのです。コンサート
終了後、数日間市内に滞在したゲイリー・バートンは、旭川の音楽状況(ライブハウス、
学校訪問、音楽大行進等)を見学し、「旭川はジャズ音楽を担うにふさわしい街」である
ことを確信し、「ジャズ月間」を提案したのです。それがすべてのはじまりでした。
まもなくその要請に応えるべく実行委員会が組織され、1995年5月に
 以来、ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)は、大雪クリスタルホールを中心として
「アコースティックジャズの発信」を続けると同時に、ジャズ音楽の可能性を追求する
ために「音楽教育」「音楽療法」といった新たな領域に意義と活路を見い出してきました。

しかも、いずれの事業も一過性のプログラムにとどまらず、その後市民が率先して継承し、
地域に根ざした音楽活動として高く評価されいます。現在JMIAがサポートする代表的な
 さて、ゲイリー・バートンをJMIAの第1期指導者とするならば、第2期のJMIAの輪郭を
と言えます。ジャズ音楽を全世界に普及させ、新人の発掘や教育に取り組んできた先駆者
であるリチャード・ダンスカムとの出逢いによって、IAJE国際ジャズ教育セミナーin旭川
が実現し、JMIAジュニア・ジャズオーケストラの子供たちは夢のような世界舞台である
IAJEに招かれ、ニューヨーク公演を成功の内に収めることができました。
 
 さらに、IAJE世界大会では、また一つ奇跡的な出逢いが待ち受けていました。ビッグバンド
の歴史を創ってきたと言われるサミー・ネスティコが、JMIAジュニア・ジャズオーケストラの
演奏を誰よりも高く評価し、絶賛してくれたのです。
 
活動を開始し丸10年。このたびのJMIA2005「第11回ジャズマンス・イン・旭川」では、
ジャズ音楽やビッグバンドを志す人々から世界中で最も敬愛されるサミー・ネスティコ
招聘し、Nestico Worldとも言うべき音楽世界を受け継ぐべく、充実したプログラムを
用意しました。
 
 10周年を経て新たなスタートを切ったJMIAは、第3期目にしてジャズ界最大の偉大なる
作編曲家“サミー・ネスティコ”のそばまで辿り着きました。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Jazz Month in 旭川20年間の動き.2006年~2010年

『Jazz Month in 旭川20年間の動き.2006年~2010年』

NEW=新規事業、 ⇒⇒⇒=当事業より発展した事業 

『JAZZ MONTH'2006』
「第1回アジアンキッズ・ジャズコンファレンス in 旭川」
期 間:2007年3月27~31日(5日間)

出演者:Willie L . Hill (総合アドバイザー・サックス)
    井上信平(フルート)
    藤田明夫(サックス)
    宮野弘紀(ギター)
    渡辺 亮(パーカッション)、
    フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)
    佐々木義生(ベース、編曲、コンダクター)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ(旭川)
    ゴンチグソォムラーギー音楽舞踊学校(モンゴル国)
    JMIAアジアンキッズ・クリエイティブオーケストラ

事業内容:
NEWアジアンキッズ・ジャズコンファレンスミュージックキャンプ 
       3月27日/ミュージックキャンプ・クリニック第1日(大雪青年の家)
        28日/ミュージックキャンプ・クリニック第2日(大雪青年の家)
        29日/ミュージックキャンプ・クリニック第3日(大雪青年の家)
        30日/コンサートリハーサル及び交流会
     
NEW  31日/ステップトゥエイジア・クリエイティブコンサートVol.1

                               (大雪クリスタルホール音楽堂)

『JAZZ MONTH'2007』
「第2回アジアンキッズ・ジャズコンファレンス in 旭川」
期 間:2008年3月23日~29日(7日間)

出演者:サミーネスティコ (作編曲、特別講師、総合アドバイザー)
    金子飛鳥(ヴァイオリン)
    杉山 正(トランペット)
    スティーブサックス(サックス)
    鬼怒無月(ギター)
    椎名 豊(ピアノ)
    コモブチ・キイチロウ(ベース)
    八尋知洋(パーカッション)
    佐々木義生(ベース、作編曲、コンダクター)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ(旭川)
    ウズベキスタン共和国レインゴールド・グリエル記念特別音楽アカデミー学校
    (ウズベキスタン)

    JMIAアジアンキッズ・クリエイティブオーケストラ(旭川+ウズベキスタン)
  
事業内容:3月23日/市民交流会
    
NEW  24日/市長表敬訪問/旭川市議会議場コンサート
    
NEW  25日/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第1日
       26日/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第2日
       27日/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第3日
       28日/コンサートリハーサル及び交流
       29日/
ステップトゥエイジア・クリエイティブコンサートVol.2  

『JAZZ MONTH'2008』
「第3回アジアンキッズ・ジャズコンファレンス in 旭川」
期 間:2009年3月26日~31日(6日間)

出演者:ジョバンニ・イダルゴ(パーカッション)
    ルイス・バジェ(トランペット)
    スティーブ・サックス(サックス)
    椎名 豊(ピアノ)
    コモブチ・キイチロウ(ベース)
    藤井 摂(ドラム)
    岸のりこ(シンガー)
    佐々木義生(ベース、作編曲、コンダクター)
    インドネシアバリ島プリアタン歌舞団スクゥ・ゴン・ルマジャ(インドネシア)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ(旭川)
    JMIAアジアンキッズ・クリエイティブオーケストラ(旭川+インドネシア)
  
事業内容:3月26日(木)/市民交流会
       27日(金)/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第1日
       28日(土)/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第2日
       29日(日)/スペシャルジャズセミナーatクリスタル第3日
       30日(月)/コンサートリハーサル
       31日(火)/
ステップトゥエイジア・クリエイティブコンサートVol.3

                                           (大雪クリスタルホール音楽堂)
                   
『JAZZ MONTH'2010』
期 間:2010年5月28日~30日(3日間)

出演者:
ボストン東スクールジャズバンド(米国ボストン市)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ(旭川市)
    佐々木義生(ベース、作編曲、コンダクター)
   『ゲスト』
     ルイス・バジェ(トランペット)
     片岡 雄三(トロンボーン)
     椎名 豊(ピアノ)
     広瀬潤次(ドラム)
  
事業内容:5月28日(日)市長表敬訪問、障害者児施設訪問、歓迎レセプション
       29日(土)コンサートリハーサル、講演会、市民交流会
      
NEW30日(日)「センスオブワンダー・クリエイティブコンサート」

                                        (大雪クリスタルホール音楽堂)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Jazz Month in 旭川18年間の動き.1995年~2005年

『Jazz Month in 旭川18年間の動き.1995年~2005年』
NEW=新規事業、 ⇨⇨⇨=当事業より発展した事業 

『JAZZ MONTH'95』
期間:平成7年5月15日~6月11日(28日間)
出演者:ゲイリーバートン(Vib)
    タイガー大越(Tp)
    小曽根真(Piano)
    赤木りえ(Fl)
    フェビアン・レザ・パネ(Piano)
    佐々木義生(Bass)
    ヤヒロトモヒロ(Per)
事業内容:1.クリスタルホールコンサート2回
      ・ゲイリーバートンQ/クリスタル自主事業、
    ・ゲイリー、タイガー+マインドジャズリハーサルオーケストラ+地元3グループ /実行委員会主催
     2.地方公演5回(富良野、下川町、東川町、鷹栖町、美瑛町)
     3.市内ライブハウスコンサート2回(エバンス、ぴあの)
     4.学校訪問7回

『JAZZ MONTH'96』
期間:平成8年5月12日~6月8日(28日間)
出演者:ゲイリーバートン(Vib)
    タイガー大越(Tp)
    アイデンエッセン(Piano)
    小曽根真(Piano)
    木原健太郎(Piano)
    佐々木義生(Bass)
    ヤヒロトモヒロ(Per)
事業内容:1.クリスタルホールコンサート2回
      ・ゲイリーバートン+小曽根真/クリスタル自主事業、
      ・ゲイリーバートンQ/実行委員会主催
     2.地方公演4回(札幌、朝日町、東川町、美瑛町)
  NEW  3.情緒障害児音楽教室9回 ⇨⇨⇨⇨スモールワールド音楽教室発足(平成8年11月)
     4.学校訪問4回
     5.講演会1回
      障害児招待コンサート1回

『JAZZ MONTH'97』
期間:平成9年10月1日~10月24日(24日間)
出演者:宮野弘紀(Gt)
    赤木りえ(Fl)
    ウーゴファトルーソ(Piano)
    佐々木義生(Bass)
    ヤヒロトモヒロ(Per)
    小曽根真(piano)
    坂井紅介(Bass)
    伊藤君子(Vo)
    金子飛鳥Q(String)
事業内容:1.クリスタルホールコンサート2回
      ・小曽根、伊藤、坂井+金子Q/クリスタル自主事業 ⇨⇨⇨⇨小曽根真、金子飛鳥
       ストリングカルテット藤沢、神戸市にて公演(平成10年5月)      
      ・MIND JAZZコンサート/実行委員会主催)
     2.地方公演6回(苫小牧、美瑛町、札幌、東川町、朝日町、愛別町)
     3.情緒障害児音楽教室6回
     4.学校訪問4回 ⇨⇨⇨⇨JMIAジュニア・ジャズオーケストラ結成(平成10年5月)
   NEW 5.講演会 / 講師:野田燎1回⇨⇨⇨⇨旭川音楽運動療法連絡会発足(平成10年4月)
     6.障害児招待コンサート1回

『JAZZ MONTH'98』
期間:平成10年10月7日~10月24日(18日間)
出演者:小曽根真(Piano)
    金子飛鳥(Vi)
    北川潔(Bass)
    クラレンス・ペン(Dr)
    タイガー大越(Tp)
    土岐英史(A.Sax)
    向井滋春(Tb)
    深井克則(Piano)
    坂井紅介(Bass)
    海老沢一博(Dr)
    佐々木義生(Bass.)
事業内容:1.クリスタルホールコンサート2回
      ・小曽根真withチェンバーカルテット/クリスタルホール自主事業
      ・JMIAジュニア・ジャズコンサート結成記念コンサート/実行委員会主催
     2.地方公演2回
     3.学校訪問2回
  NEW  4.パート別公開レッスン2回
  NEW  5.JMIAジュニア・ジャズオーケストラ指導4回
     6.情緒障害児音楽教室3回

『JAZZ MONTH'99』
期間:平成11年5月23日~5月29日(5日間)5周年記念事業
出演者:小曽根真(Piano)
    金子飛鳥(Vi)
    エリック宮城(Tp)
    土岐英史(A.Sax)
    向井滋春(Tb)
    深井克則(Piano)
    坂井紅介(Bass)
    海老沢一博(Dr)
    佐々木義生(Bass.)
    井上信平(Fl)
    八尋知洋 (Per)
事業内容:1.クリスタルホールコンサート1回
      ・スーパージャズユニット公演/クリスタルホール自主事業
     2.地方公演1回
     3.学校訪問2回
     4.JMIAジュニア・ジャズオーケストラ指導2回
     5.障害児・者招待コンサート1回

『JAZZ MONTH'2000』
期間:平成12年5月17日~6月4日(20日間)
出演者:ジョバンニ・イダルゴ(パーカッション)
    アンへル“カチェーテ”マルドナド(パーカッション)
    フランキー・スアーレス(ピアノ)
    イスラエル・セデーニヨ(ベース)
    赤木りえ(フルート)
    タイガー大越(トランペット)
    山田 穣(アルトサックス)
    椎名 豊(ピアノ)
    佐々木義生(ベース)
    海老沢一博(ドラム)
    ボストン東スクールジャズバンド(自閉症児13名編成によるジャズバンド)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ

事業内容:1.ジョバンニ・イダルゴラテンジャズカルテットコンサート/クリスタルホール自主事業
     2.ジャズマンスイン旭川2000ワンダーofミュージックコンサート/実行委員会主催
     3.学校訪問3回(鷹栖養護学校他)
     4.音楽運動療法講演会1回
  NEW&5.井上智史絵画展覧会
     6.地方公演1回

『JAZZ MONTH'2001』
期間:平成13年10月7日~10月28日(22日間)
出演者:椎名 豊(ピアノ)
    レジナルド・ビール(ベース)
    グレゴリー・ハッチンソン(ドラム)
    ジョン・スワナ(トランペット)
    エリック宮城(トランペット)
    ジェイソン・ジャクソン(トロンボーン)
    池田 篤(アルトサックス)
    ティム・アマコスト(テナーサックス)
    小池 修(バリトンサックス)
    ジョバンニ・イダルゴ(パーカッション)
    ウーゴ・ファトルーソ(ピアノ)
    土岐英史(アルトサックス)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ

事業内容:1.ルーツオブジャズコンサート/クリスタルホール自主事業
     2.クリエイティブスペシャルコンサート/実行委員会主催
     3.学校訪問1回(常磐学校)
     4.JMIAジュニア・ジャズオーケストラ音楽クリニック
     5.スモールワールド音楽教室
     6.ノードフ・ロビンソン音楽療法講演会&ワークショップ

『JAZZ MONTH'2002』
期間:平成14年10月14日~11月17日
出演者:エリック宮城&EMバンド
    向井滋春(トロンボーン)
    岡崎好朗(トランペット)
    多田誠司(アルトサックス)
    続木 徹(ピアノ)
    坂井紅介(ベース)
    海老沢一博(ドラム)
    JMIAジュニア・ジャズオーケストラ
    リチャードダンスカム

事業内容:1.ルーツオブジャズコンサートVol.2/クリスタルホール自主事業
     2.クリエイティブコンサートvol.4/実行委員会主催
     3.障害児招待コンサート1回
     4.JMIAジュニア・ジャズオーケストラ音楽クリニック
     5.エリック宮城トランペットワークショップ
   NEW 6.リチャードダンスカム特別クリニック

『JAZZ MONTH'2003』
IAJE国際ジャズ教育セミナーin旭川
期間:平成15年6月20日~6月22日(3日間)
出演者:リチャードダンスカム(指導者講義)
    マーシャダンスカム(即興理論)
    Dr.Willie Hill(テナーサックス)
    エリック宮城(トランペット)
    中川英二郎(トロンボーン)
    続木 徹(ピアノ)
    井野信義(ベース)
    海老沢一博(ドラム)
    黒田佳宏(パーカッション)
    佐々木義生(音楽プロデュース)

事業内容:1.ルーツオブジャズコンサートVol.3/クリスタルホール自主事業
      ・JMIAジュニア・ジャズオーケストラ音楽クリニック
    NEW・音楽指導者クリニック
    NEW・即興演奏クリニック
    NEW・合奏レッスン
    NEW・ジャズの歴史講義
    NEW・各楽器パートクリニック

『JAZZ MONTH'2004』
JMIA10周年記念プログラム
期間:平成16年11月1日~11月28日(28日間)
出演者:エド・シグペン(ドラム)
    エリック宮城(トランペット)
    土岐英史(サックス)
    片岡雄三(トロンボーン)
    大石 学(ピアノ)
    岡田 勉(ベース)
    JMIAジュニアジャズオーケストラ
    グルーヴィースイング・ジャズオーケストラ
    スザーンハンザー(音楽療法)
    リチャードダンスカム(記念講演会)
    佐々木義生(音楽プロデュース)

事業内容:『JMIA10周年記念コンサート』 (JMIA実行委員会、教育委員会共催事業)
       【JAZZ/過去、現在から未来へ】
    NEW・エド・シグペンJJOワークショップ 
       ・10周年記念講演会(リチャード・ダンスカム教授) 
       ・音楽療法講演会(スザーンハンザー教授)
    NEW・音楽療法シンポジューム
    NEW・JMIA10周年記念パネル展
      ・学校訪問交流会/東川養護学校

『JAZZ MONTH'2005』
期間:平成17年10月7日~10月10日(4日間)
出演者:サミーネスティコ(作編曲家)
    エリック宮城&スペシャルオーケストラ
       TPセクション:エリック宮城、西村浩二、木幡光邦、佐々木史郎、横山 均
       TBセクション:中川英二郎、フレッド・シモンズ、佐野 聡、山城純子
       SAXセクション:近藤和彦、鈴木明男、アンディ・ウルフ、小池 修、宮本大路
       PIANO:守屋純子 、 BASS:納 浩一 、  DRUMS:岩瀬立飛
    渡辺 亮(パーカッション)
    JMIAジュニアジャズオーケストラ
    JMIAグルーヴィースイング・ジャズオーケストラ
    JMIAキッズ・ジャズアンサンブル
    佐々木義生(音楽プロデュース)

事業内容:「The World of Sammy  Nestico Special Concert」(JMIA実行委員会、教育委員会共催事業)
     エリック宮城&スペシャルジャズオーケストラ
 NEW・「サミーネスティコwithJMIAジュニア・ジャズオーケストラ・クリエイティブコンサートVol.7」(JMIAジュニア・ジャズオーケストラ主催)
 NEW・「JMIAキッズ・ジャズアンサンブルワークショップ」(渡辺 亮、佐々木義生)
 NEW・「パシフィックノースジャズクリニック」
      特別講師:サミーネスティコ(総合アンサンブル)
      講師:エリック宮城(TP)近藤和彦(AS)守屋純子(PF)佐々木義生(BASS)渡辺亮(Per)
   ・10周年記念パネル展  
   ・ストリートコンサート(JMIAグルーヴィースイング・ジャズオーケストラ)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ジャズ雑感/子供のジャズは可能か?


子供にジャズは可能かという事を考えている。
旭川のジュニアジャズオーケストラは12年で幕を降ろした。

通常12年やったら20年を目指すが、そうしなかった。
以前に北海道新聞にその事を投稿した事がある。

ジュニアジャズヒストリーで12年を振り返っている今、
その事を考えてみるのも悪くはないと思う。


少し長いがご容赦を・・・。

「アジアンキッズジャズ」から見えたもの/豊かな音楽とは何か
 ジャズマンス・イン旭川(JMIA)は、旭川をアコースティックジャズの発信基地
にしたいという願いから、私たちが1995年に始めた取り組みだ。小学生から高校生
までを対象とするジュニアジャズオーケストラの活動を15年にわたって続け、ヴィブラ
フォン奏者のゲーリー・バートンら優れたジャズ演奏家との交流にも結びついた。

 会場の旭川市大雪クリスタルホール音楽堂は、93年に誕生した北海道初の音楽専用ホ
ールで、旭川の風土から生まれる音を目指す5年間の運動の末に生まれた。全国的にも
音楽専用ホールが少なかった当時、完成したホールの音響に納得した設計者の「これは
旭川の音ですね!」の言葉にうれしい思いが募ったものだった。

 美しい残響の中で奏でるジャズの調べは、音楽の豊かさを実感させた。その豊かさを
次の世代に伝える試みとして、2006年からはアジアとのつながりを模索し、モンゴ
ル、ウズベキスタン、インドネシアのバリ島と交流する「アジアンキッズ・ジャズコン
ファレンス」を行った。ジャズの手法を使いながら、旭川(日本)とアジアの子供が交
流し、「アジアンキッズジャズ」を創作することが大きな目的だった。3カ国との交流
は言葉では言い尽くせぬほど深く心に残るものだった。この活動を数年にわたって続け
ることで、当初の目標は達成されるかに見えた。

 しかし、ここでいかんともしがたい大きな問題が出てきた。風土の問題である。
 モンゴル、ウズベキスタン、バリ島いずれの子供たちも、自国の風土を理解し、信仰
に根ざし、生活の中に深く根ざした音楽を演奏する。モンゴルは過酷な草原の生活から
生まれた大地に根を張る音楽。ウズベキスタンはシルクロードの悠久の時から生み出さ
れる天上の華やかな音楽。また、バリ島の生活に根ざした宗教観あふれる深い音楽に触
れ、私自身も創作意欲をかき立てられた。

 さて、旭川の子はというと、日本全体に共通することでもあるが生活や宗教に根ざし
た音楽を奏でるわけではない。多くの子供たちは、習い事や趣味として音楽に取り組ん
でいるのが現実だ。これでは表面的な交流はできても、本当の意味の創造にはつながら
ない。土台が違いすぎるのである。文化に対する日本人の姿勢や風土のあり方にかかわ
る、子供たちではなく、むしろ大人の問題と言える。

 今、日本にはあふれるばかりの物と情報がある。音楽はクラシック、ジャズ、ポピュ
ラー、ロックを問わず多くのリスナーが音楽を楽しみ、コンサートはおおむね盛況だ。
だが、私にはとても豊かに音楽を楽しんでいるとは思えない。本当の豊かさとは、豊か
な音楽とは何だろうか。

 もう10年以上も前になるが、シルクロードの奥地を旅した折、本当に何もない
土壁の粗末な家で、どこからともなく民族楽器ドタールの音が聞こえた。1日の仕事が
終わり酒が入るとすぐに、音楽と踊り。「彼らの生活の一部に音楽があり、音楽が生活
の一部になっている」と感じた。生活は質素なのに、そこには確かに豊かな生活と音楽
とが一体になる喜びがあったのだ。

 アジアンキッズジャズの取り組みから、あらためてアジアの国々の風土に根ざした音
楽と、日本の危うい音楽状況が見えてきた。状況は簡単には変わらないが、私は今、子
供たちの持っている豊かな感性(センス)と未来を信じている。

一地方都市の旭川で私たちが取り組んでいるのは「体験と経験から感性を育てる試み
」である。感じることを直接的に教えることはできないが、アジアの子供たちと舞台を
共有し、新しい音楽をともに創造していくことで、子供たちの中に何かが変わっていく
芽が生まれるかもしれない。

この試みが日の目を見るとき、アジアの子どもたちと同じ土台でで本当の交流ができ、
次世代が豊かな音楽を奏でる時が必ず訪れるはずだと期待している。
 
▽▽▽
(佐々木義生=ジャズマンス・イン旭川音楽プロデューサー、作曲家)
※最後まで読まれた方、感謝申し上げます。
 谢谢、감사합니다(カムサハムニダ)、Thank you、Merci、Grazie

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

和製ジャズ温故知新/補助編.4/希代の天才ドラマー富樫雅彦

ジャズ界の中で○○の天才という言葉をよく使うが、富樫雅彦まさしく、
その言葉が当てはまるだろう。

1940年生まれ。 幼少からヴァイオリンをはじめ、13歳でドラマーを目指す。
14歳(中学2年)にはチャーリー石黒率いる東京パンチョスでプロ活動していた
というから大変な早熟である。
又、10代から八木正生トリオ、秋吉敏子コージー・カルテットなど複数のグループ
でドラマーとして活躍、天才ぶりを発揮する。

その後、高柳昌行、金井英人らの作る「新世紀音楽研究所に参加、
1963年「銀巴里セッション」に23歳で出演。
以前にも書いた「新世紀音楽研究所」はメンバーそれぞれがフリージャズの要素の強いメンバーが多く、富樫もまた当然のようにフリージャズに傾倒していく。

欧米のジャズはオーネットコールマンの出現により、フリージャズが盛んになる。1960年後半の欧米はベトナム戦争反対の世論真っ盛りの時期で、音楽だけではなくあらゆる芸術活動が混沌として、活況をていしていた時代である。

日本もまた、60年代後半は60年70年二つの安保条約による影響で、社会状況は混沌として
音楽、芸術活動は活況を呈していた時代である。


しかし、そのような時代でもフリージャズ、現代音楽は時代の主流に
なる事もなく、また民間に注目を集める存在にはならない。
しかし、人間の欲望、混沌を表す一つのツール(ジャンル)として、
フリージャズは一部の市民のから支持されるものになっていく。

1970年富樫は不慮の事故により、ドラマーの生命線と言われる、
両足を失う。普通はそこでドラム生命が断たれるものであるが、
天才富樫は両手のみを使い、常人と同じように繊細なスイングから豪快なパーカッションまで
を叩き分けた。

その後、ドン・チェリー、スティーブ・レイシー、チャーリー・ヘイデン、
セシル・テイラー、マル・ウォルドロン、ゲイリー・ピーコック、
リッチー・バイラーク、ポール・ブレイ等の海外演奏から名指しで共演を求められる
ほどの精神性の高いジャズ世界を作り上げる。

しかし、2002年に体調不良の為演奏を休止。作曲、絵画製作に専念。
そのような彼も2007年67歳で生涯を閉じる。

今でもジャズ演奏家の語り草となるのは、両足のあった富樫は本当にすごかった」という
ことである。 その演奏を本当に聞いてみたかった。












テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

和製ジャズ温故知新/補助編.3/ベースの鬼才金井英人

70年代を牽引したジャズメンに渡辺貞夫、日野 皓正、菊池雅章の3人というのは、
異論のない所であるが今回は、ベースの鬼才「金井英人」を取り上げたい。
生まれは1931年(昭和6年)東京生まれである。
高校卒業後、南里文雄とホット・ペッパーズ、
西条孝之助とウェスト・ライナーズ、ジャズ・アカデミー・カルテット
(高柳昌行、富樫雅彦、菊池雅章、金井英人)を経て
1962年 高柳昌行と『新世紀音楽研究所』を設立する。
「新世紀音楽研究所」というのが70年代につながる、重要な役割を果たした
研究会である。1963年の幻の「銀巴里セッション」も金井英人なしには
開催されなかったという。
60年代から日本のジャズシーンを底辺から支える役割をして、ベース
という楽器の特徴を最大限に生かし、オーソドックスジャズから
フリージャズまで幅広い活動を行った。
特に旧ソ連、アメリカ(ロスアンゼルス、サンフランシスコ、ハワイ)、香港、上海、
ネパール、ペルー、ポーランド等、海外を股にかけた、絵画、詩とのコラボレーション
を始め、舞踏家大野一雄とのコラボレーションを行うなど、日本のコンテンポラリー
ジャズのアプローチの第一人者と言える。
彼のスタイルは、チャーリーミンガス、デュークエリントンから大きな影響を受けながらも
ジャズと現代音楽の狭間で演奏し続けた、希有な演奏家である。
日本独特の間を取り入れた奏法、どんなジャンルとコラボーレーションをしても
日本人のルーツを感じさせる重厚なベース。
そのような希有な存在も2011年81歳で亡くなる。
亡くなる直前まで、ベースをかき鳴らしていたという、根っからのジャズマンである。
いま、日本にはこのようなベーシスト(ジャズマン)は本当にいなくなってしまった。
本当に残念である。
「テンダロイン」
西条孝之助とウエストライナーズ

五十嵐 明要 (as)
西条 孝之助 (ts)
原田 忠幸 (bs)
今泉 俊昭(tp)
前田 憲男 (p)
金井 英人 (b)
猪俣 猛 (ds)
昭和33年録音

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

和製ジャズ温故知新/補助編.2/70年代日本のジャズ事情

和製ジャズ温故知新/補助編の2回目である。

1回目は欧米の70年初頭の事を書いたが、補助編の2回目
は日本の70年代を見てみたい。

そもそも、一度最終回まで行った和製ジャズ温故知新だが、大正時代から
振り返った和製ジャズ温故知新は70年初頭で振り返る事で終わっている。

なぜかというと、その後は自分にとってリアルタイムだからである。
そう、その頃もうジャズ演奏を始め時代の動きと流れの記憶があるからである。

しかし、今からもう40年以上も前の話、一度整理してみるのも悪くないと
思い始め、70年代の事を振り返っている。

「ジャズは70年代初頭に終わった」と言われているが、日本のジャズは
これを境として、大きく盛り上がっていく。
戦後のジャズブームとは大きく違う、和製ジャズの動きが生まれている
のである。

ここにあるジャズフェスティバルの記録がある。
「70年ジャズ・フエスティバル・イン合歓」
   ステラ・バイ・スターライト::日野皓正クインテット
   マイルス・トーン:日野皓正クインテット
   けいこたん:山下洋輔トリオ
   セント・ルイス・ブルース:宮間利之とニューハード+南里文雄
   ミニ・ママ:宮間利之とニューハード
   ふり袖は泣く:宮間利之とニューハード
   サン・パウロ:渡辺貞夫カルテット
   ダンシングミスト:菊池雅章クインテット
   墨絵:原信夫とシャープスアンドフラッツ
   A列車で行こう:原信夫とシャープスアンドフラッツ
   マジーズ・タングル:佐藤允彦トリオ
   セレニティ:佐藤允彦トリオ
   1970年7月23日三重県合歓の郷野外ホールで実況録音


このフェスティバルの立役者は明らかに、渡辺貞夫、日野皓正、菊池雅章の3人
だろう。戦後のジャズブームの終盤1960年頃に頭角を現す3人はそれぞれの
個性を発揮し和製ジャズを作り上げていく。

その中でも注目したいのは、日野皓正である。
60年代後半から自己のグループを結成し、マイルスデービスに影響された
サウンドをベースに、「アローンアローンアンドアローン」に見られるような
独自のバラードを発表、サングラスをかけファッション雑誌にも取り上げられ
る様な、ジャズのファッション性を体現する。

それは日野皓正ブームと言ってよいくらいのもので、高度経済成長の時代背景と
相まって、その後の時代においてジャズ演奏家がこれほどブームを作った例は知
らない。

その後日野はサングラスを外し、自分の音楽を確立する為に渡米する。
この辺がただのアイドルではなかった証拠である。

その後、彼は日野サウンドと言うべき、自己のサウンドを作り上げていく。




テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

和製ジャズ温故知新/補助編.1/70年代海の向こうのジャズ事情

ジャズは70年初頭で終わったと言われている。
本当に終わった訳ではないが、ジャズの主導者マイルスデイビス
が「Bitches Brew」で過去のジャズにくさびを打ち込み
それからは一挙に「フュージュン」の流れになる。
1975年にマイルスは引退する。
その影響かどうかはわからないが、マイルス黄金期のメンバー
を中心とした、VSOPクインテット(Very Special One-time Performance Quintet)
が結成される。
メンバーはフリディーハバード、ウェインショーター、
ハービーハンコック、ロンカーター、トニーウイリアムス。
フュージュン全盛の時代、4ビートジャズを堂々と演奏したのである。
これは、一夜限りの興行のはずが、あまりに反響が多かったため
以後77年79年と世界ツアーをおこなう。
考えてみると、80年にウイントンマルサリスが登場、ジャズの王道を行く
「新伝承派ジャズ」を生み出していくが、その間の4ビートジャズを80年代に
つなぐ役目をしたのが、VSOPクインテットである。
70.80年代はいずれにしても揺り戻しの時代である。
価値観が多様し、それとともにジャズ音楽も多様化せざるを
得なかったのである。
猛スピードで走り続けたジャズが混迷を深めていく時代ともいえる。

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ジャズ雑感/和製ジャズ温故知新を振り返り

和製ジャズ温故知新19回を振り返っている。
温故知新とはまさしく「古きを訪ね新しきを知る」こと。
いわゆるルーツを知る事である。
和製ジャズ温故知新は日本のジャズの起源を知る為に始めた
ことであるが、およそ100年にわたるジャズの歴史の中で
2つの大きな戦争(第一次、第二次世界大戦)の影響が非常に
大きい事に気がつく。
これは、アメリカ、日本に限らずである。
特に日本は戦争の敗戦により、大きな「精神的支柱」がなくなる。
日本人の「精神的支柱」とは、明らかに歴史の中で長年築いてきた
儒教と仏教により築いてきた支柱(心のよりどころ)である。
よりどころのなくなった、日本人はどうなるかは現代の政治、経済の現状を
みれば明らかである。
だが、ここに文化を入れないのは訳がある。
私は、日本人の中に眠っている「感性」の部分に非常に期待している。
どういうものも、どういう状況も、受け入れそれなりに変化させ新しいものを
作り上げる「感性と技術」にである。
この地、旭川でジャズマンスイン旭川を16年間開催してきた。
ここでは一貫して「ジャズ音楽の持っている可能性」を追求してきたが、
一地方都市旭川にサミーネスティコ、チックコリア、エリックミヤシロ、小曽根真
向井滋春、土岐英史、海老沢一博をはじめとした国内外の錚々たる演奏家が
続々訪れ、教育に音楽啓蒙に力を注いでくれたのである。
この事の本当の意味は、もう少し時間をかけないと見えない事であるが、
明らかに種がまかれ、発芽を待っている状態である。
これから数年間JJOの若者数名とジャズのルーツ(歴史)を訪ねる旅にでる。
そこで彼らは何を見つけるのだろう。

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ジャンル : 音楽

和製ジャズ温故知新.19.最終回.その.2/2012年ジャズの今は

最終回は通常1回だが、今、2012年を振り返り終わりたい。
今は21世紀2012年。
1960年の終わりには、映画スタンリーキューブリックの
2001年宇宙の旅」が製作され、人間が木星探査に出かけた。
その後も人間はスペースシャトルという画期的な宇宙旅行機
を開発し、宇宙に出て行った。
我々の住む地球に目を向けてみると、相変わらず戦争、虐殺、
差別は留まるところをしらない。
ジャズは1960年代後半で終わったと言われるが、本当にそうだろうか?
2012年の今の日本のジャズを見てみると、大きなうねりは私の所には
伝わってこない。
国内ではJPOP(和製ポップス)も大きな力はなく、目立つものは
本当に若年層を対象にした、消費される音楽ばかりである。
国内のジャズは若者が出てきても、50年代のビバップの焼き直し
もしくはスタイルを踏襲したものばかりである。
その中でも活躍しているプレイヤーに小曽根真、守屋純子が作る
2つのジャズオーケストラがある。
国内で無数の多くのプレイヤーがいるはずだが、その存在が見えない。
60年代初期、命をかけて和製ジャズを作ろうとした、気概はどこに行ったのか?。
ジャズの生命力の強さを感じるイベント企画がある事を最近知った。
日本ではなく何と!インドネシアである。ガムランの島である。
その島で、「ジャカルタ国際ジャワ・ジャズフェスティバル」が開かれているという。
2005年スマトラ沖地震で膨大な死者を出したインドネシアが、同年から
国を挙げてジャズフェスティバルを企画開催しているという。
参加演奏家2000人、動員10万人というからアジア最大の規模である。
2011年日本でも東日本大震災で2万人余の死者を出したが、日本にこのような
動きはない。
アメリカで生まれたジャズが、アジアの国々(中国、韓国、インド等)に浸透し
人々に影響を与え続けている。
時代とともに形を変え、人間を巻き込んで成長したジャズの行き着くところ
はどこだろうか。

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